羽毛布団を購入する際のポイントは2つ。
1.中身も生地も質がよく、リフォームに耐えられるものを選ぶ
羽毛布団は、リフォームをくり返すことにより30年前後(質が良ければそれ以上)もの長い期間、あたたかく快適に使い続けることができます。
夢工房かしわぎでは、リフォームに耐えられ、快適に使い続けられるものだけを取り扱っています。(羽毛布団リフォームについては➡コチラ)
残念ながら、市場に出回る羽毛布団の中にはリフォームに耐えられないものが多くあります。
2~3年でヘタってしまうものもありますし、5~6年、7~8年、10年~12年と使用していくと差が出てきます。
リフォームに耐えられないものは、捨てるしかありません。
羽毛は希少性が年々高くなっています。大切な資源です。ご購入の際には値段も大切な要素の一つですが、ぜひ「リフォームに耐えられるか」という視点でもご検討ください。
2.住環境や体質、自宅にお持ちの寝具に合わせて、自分にぴったりなものを選ぶ。
暑がりや寒がり、一軒家やマンションなど 体質や睡眠環境でお一人お一人に合うものが違います。
夢工房かしわぎには、日本羽毛ふとん診断協会認定 ダウンプロフェッサーなどの資格を持つスタッフがいます。
お客様のお話を伺いながら、最適な羽毛布団のご提案をさせていただきます。
夢工房かしわぎのオリジナル羽毛布団は、「快眠するための羽毛布団」
成熟した羽毛同士が絡まりボールの様。これが、暖かい層を作ります
夢工房かしわぎで取り扱う羽毛ふとんの多くはオリジナル。とことん快眠にこだわっています。
冬掛のふとんでは800g~1.1kgの量にしています。
これは、一般的に販売されている羽毛ふとんの6~7割程度の羽毛の量。
ですが、はるかに暖かいのです。
その理由は、『羽毛の質』
市場に多く出回っている冬用の羽毛ふとんの多くは、パワーの無い羽毛のせいで、中の羽毛が空気を含みづらい状態になっています。
カサが出て、見た目も暖かそうに見えるように羽毛を入れすぎてしまっています。
重い布団は隙間ができにくいですが、ずれやすく、重さが身体を圧迫してスムーズな寝返りを妨げ熟睡できません。
夢工房かしわぎが取り扱う羽毛は
・軟水と羽毛に優しい洗剤で羽毛の質を損なわずに丁寧に、キレイに洗浄されて、キッチリと選別がなされたもの。
・国際的な検査機関『IDFL』による品質基準(日本よりも厳しいもの)をクリアし、使用している羽毛が記載されている原産地に間違いがなく羽毛の質がデータとして証明されているもの(※全ての羽毛布団ではありません)。
たっぷりと羽毛が空気を含み、体温が素早く羽毛まで伝わり、暖かい空気の層を作ってくれ快眠することができます。
確かなものをお届けます。
羽毛の質、空気層を作り出す力や耐久性などの品質は、「かさ高」や「フィルパワー」「ダウンパワー」などで表記されます。
※「かさ高」「フィルパワー」「ダウンパワー」とは、羽毛のかさ高を、決められた測定方法で測ったもので、羽毛の持つパワーを示す値です。高い数字であるほど膨らむ体積が大きくなり、優れた保湿性と調湿力を持ちます。
羽毛は天然素材です。ロット毎に品質に多少の差が生じるほど、品質を全て一定に安定させることは非常に難しいです。
市場に出回っている羽毛布団の中には、残念ながら、検査結果の最高数値を表示する・表示通りの品質には届かないものもあります。
夢工房かしわぎの羽毛は、検査の結果のうち「最低限」の数値を表示し、一定のクオリティを満たしたものだけを取り扱っています。
羽毛と保温力の関係
上の写真は、筒の中に同じ数のダウンボール(羽毛)が入っています。
右端の羽毛はこの中で一番羽毛が小さく未熟です。
成熟していませんから、新品の状態でもホコリが多く使用していくと千切れやすくなります。
千切れてしまうと、ファイバーと呼ばれるホコリとなり空気を含まなくなってしまうので保温力が失われます。
質の低いものほど埃が多く、リフォームの際にゴミになってしまう部分が多くなります。そのため、多くの新しい羽毛を足す必要が出てきます。
一番左端は、キレイで広くのびのびと過ごせる農場で育った鳥の羽毛で、しっかりと育ったものです。
千切れにくく長期間あたたかく使用いただけますし、かさも大きく少ない量でも暖かいです。耐久性が高く、リフォームを繰り返してながく快適にお使いいただけます。
「蒸れにくい快適な羽毛布団」は、生地で決まる
温度33℃・湿度50%
生地まで考える方はなかなかいないと思いますが、実は羽毛の質と同じくらい大切な要素です。
夢工房かしわぎは「Hydrophilic」(親和性)な生地にこだわっています。
羽毛と身体との繋ぎ役であり、羽毛を包んでいる生地がHydrohilic(親水性)であることで、睡眠時の汗をしっかり吸って余分な湿気を吐き出してくれます。
夢工房かしわぎが羽毛布団に使用している生地は、一般的な生地の3倍~6倍以上の通気性がある軽くて非常に柔らかなもの。
この生地が、質の高い睡眠のとれる条件である「お布団の中が温度33℃・湿度50%」を保ちます。
左の柄の生地の羽毛布団は、エントリークラス・グースダウン1.2kg入。
市場で多く出回っている、一般的な綿の生地を使用しています。
右の白い生地の羽毛布団は、夢工房かしわぎオリジナル、エントリークラス・グースダウン1.1kg入。左の羽毛布団とほぼ同量の羽毛が入っています。
一般的な生地の3倍~6倍以上の通気性がある、軽くて非常に柔らかな生地を使用しています。
また、柄物の生地は、柄を染めるための染料により素材本来の良さが失われ吸水性も悪くなるため、シンプルな白い無地の生地がベストです。
充填量がほぼ変わらないにも関わらず、生地によってこれだけ仕上がりの差が出ます。
夜中に布団をはいでしまうのは、生地が原因かも?ポリエステル(混)の生地はNGです。
一般的に出回っている羽毛布団は、ポリエステル混の羽毛ふとん用の生地を使用したものが多いです。
コストの問題だと思いますが、眠りの質は確実に下がります。
ポリエステル混の羽毛布団用の生地は端的に言うとサランラップに羽毛を入れているようなもの。
素材の特性上、通気性が悪く羽毛が本来の仕事が出来なくなってしまうが故に、湿度調節が適切に出来ず、寝床内(お布団の中)が蒸れてしまいます。
寒がり・冷え性の方で厚い羽毛布団を掛けているのに夜中に剥いでしまう場合は、一度生地を確かめてみることをおすすめします。
羽毛の「産地」ではなく「品質」にこだわる
自分の目で見て品質を確認しています
定期的に、羽毛の原産地、原毛メーカーなどに赴いています。
中国・吉林省マザーグース農場にて 原毛メーカーの社長さんと
オリジナル以外のものでも、信頼ができ品質が確かなものを取り扱っております。
原毛メーカーの工場にて
手作業できょ雑物等を取り除いています
研究室でクオリティコントロールを徹底しています
クオリティ別にたくさんのサンプルがあります
スイスのメーカーの社長様と