なぜ、羽毛ふとんをリフォームするべきなの?
羽毛ふとんが暖かいのは、汗などの湿気を吸収して熱を出す湿潤熱があるから。
長年の使用により…
- 汗などで羽毛が固まったり、絡みあったりします
- 汚れで吸湿発散性が落ちます
そうなると…
だんだん湿気を吸収できなくなってきますので、暖かさがなくなってきてしまう上に、調湿能力も落ちます。
それを防ぐためにも、羽毛を直接洗って、羽毛自体をきれいで広がった状態に保つことが重要
ですから、快適な睡眠を得るための重要なポイントです
羽毛ふとんをリフォームするよりも安い新品買った方が得?
近年、羽毛は高騰中 ➡ なぜ?
元々、羽毛は食用に育てたガチョウ(グース)・アヒル(ダック)の肉の副産物。
- 食生活が変化して、ガチョウやアヒルを食べなくなってきてしまっています。
- 需要が減っているので飼育する農家も徐々に減少中。
- 飼育経費の高騰や、動物愛護の関係からハンドピック(羽毛の手摘)の禁止
- 新興国でも羽毛製品を使い始めている
以前よりも採れる羽毛原毛の量も徐々に減ってきているので、需要と供給がアンバランスな状態なのです。
羽毛の原毛価格が高騰しているので、低価格品を作って販売するためには、
十分に育っていない鳥から採った羽毛を使用したり、手間やコストのかかるホコリ取りや洗浄を十分にしないことです。
➡質を落としてコストを抑えるしか低価格品は作れないのです。悪質なものでは、表示通りの物を入れてないものもあります。
10~20年程前に購入された羽毛ふとん(もちろん全てではありませんが)と同等の質で、同じような価格で手に入る状況ではありません。
質の良い羽毛布団なら、リフォームに耐えられる
羽毛布団購入のポイントととして、
「値段の安すぎるものは避ける」「信用できるお店で購入する」
ことをおすすめします。
羽毛布団によっては、中身が
- ホコリが多い
- 洗浄が不十分
- 未熟な羽毛が入っている
場合があります。
また、ぜひ生地にも注目してください。
ポリエステル混やポリエステル100%の場合は、通気性が非常に悪く、極端に言うとサランラップに羽毛を入れているようなもので非常に蒸れます。
蒸れは睡眠の質を確実に下げ、身体も冷やします。
➡夜中に目が覚めてしまったり、蒸れが原因の冷えにより、身体に優しくない、睡眠の質を下げるお布団に。
質の悪い羽毛布団を購入されたお客様の感想
- 「寒いのに暑い」
- 「暑いのに寒い」
- 「布団をしょっちゅう剝いでしまい、寒くて目が覚める」
- 「とにかく寒い」など…
こんな声が非常に多く聞かれます。
➡リフォームするのに逆にコストがかかってしまうので、非常にもったいない買い物に。
羽毛布団をお持ちであれば、是非リフォームにお出しすることをオススメします。